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たばこと健康

たばこと健康

\県民みんなのキャッチフレーズ/「たばこのない一服もある。」

喫煙による健康リスク

タバコの煙には、約5,300種類の化学物質が含まれており、うち70種類以上は発がん性物質です。

喫煙はがん、循環器疾患(脳卒中、心疾患等)、糖尿病、慢性呼吸器疾患(COPD等)の4つの疾病のすべての危険因子です。

2016年の厚生労働省の検討会報告書によると、喫煙との関連が「確実」と判定された病気として、がんでは肺がんをはじめ、喉頭がん、食道がん、肝臓がん、胃がん、すい臓がん、子宮頸がんなどが報告されています。

がん以外の病気としては、脳卒中、虚血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、2型糖尿病、歯周病などがあります。

そのほか、喫煙との関連が「可能性あり」と判定された病気には、大腸がん、乳がん、認知症、気管支喘息、関節リウマチ、閉経後の骨密度低下、大腿骨近位部骨折、日常生活動作の低下、結核などがあります。

参考:「禁煙支援マニュアル(第二版)増補改訂版」厚生労働省健康局健康課編

禁煙の方法

大きく分けて2種類あります。自分にあった方法を選んでみましょう。

  1. 医療機関で禁煙治療を受ける方法
  2. 薬局・薬店でニコチンパッチやニコチンガムを使ってやめる方法

禁煙外来や禁煙支援については、こちらをご覧ください。
参考:ホームページ「健康にいがた21(新潟県福祉保健部健康づくり支援課)」
https://www.kenko-niigata.com/tobacco/index.html

世界禁煙デー(5月31日)

世界保健機関(WHO)は、昭和45年にたばこ対策に関する初めての世界保健総会決議を行い、平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」を開始しました。

参考:ホームページ「厚生労働省(健康・医療)たばこと健康に関する情報ページ」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/tobacco/index.html

 

受動喫煙対策

なくそう!望まない受動喫煙。マナーからルールへ

「受動喫煙」とは

受動喫煙とは、人が他人の喫煙によりたばこから発生した煙にさらされることです(健康増進法第28条)。

受動喫煙による「健康のリスク」

受動喫煙によって病気になるリスクは、乳幼児突然死症候群(SIDS)4.7倍、脳卒中1.3倍、肺がん1.3倍、虚血性心疾患1.2倍も高まるとされています。

参考:「喫煙と健康喫煙の健康影響に関する検討会報告書」国立がん研究センターがん情報サービス

家庭でできる具体的な対策(例)~

たばこは、室内で吸わないようにし、屋外で吸う(喫煙禁止場所以外)ようにしてください。
子どもの事故防止のため、居間・台所・コタツの上などに、たばこや灰皿を置かないことも重要です。

室内で吸った場合は、必ず窓を開けて換気をしてください。
特に対面する2か所の窓を開け、自然換気するのが効果的です。

「健康増進法の一部を改正する法律(2018年7月)」について

2018年7月、健康増進法の一部を改正する法律が成立しました。このことで、望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わります。

1.受動喫煙防止の基本的考え方

  • 「望まない受動喫煙」をなくしましょう。
  • 受動喫煙による健康影響が大きい子どもや、患者などには、特に配慮しましょう。
  • 施設の類型・場所ごとに、対策を実施することが必要になります。

2.主なポイント

  • 多くの施設において、屋内が原則禁煙になります。
  • 20歳未満の方は、喫煙エリアへ立入禁止です。
  • 屋内での喫煙には、喫煙室の設置が必要になります。
  • 喫煙室には、標識掲示が義務付けられます。

参考:ホームページ「厚生労働省(健康・医療)受動喫煙対策」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html)」

さらに詳しく知りたい方へ
ホームページ「なくそう!望まない受動喫煙(厚生労働省)」
https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/

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