
デジタル社会実験とは?
少子高齢化や人口減少などにより、地域の暮らしを取り巻く課題はますます複雑なものになっています。
「これからの私たちの暮らしはどうなるのか?」「この地域にとってどんな施策が有効なのか?」を見通すことは大変困難であり、解決手法は未だに確立されていません。
そこで、国立研究開発法人科学技術振興機構(注1:略称「JST」)の「未来社会創造事業(注2)」として実施されている本プロジェクト(注3)では、コンピュータの中に現実に似せた「もう一つのまち」をつくり、その時間を進めることで未来の姿を見えるようにします。
この「もう一つのまち」を見ながら参加者が対話し、未来を一緒に考えていく取り組み全体を、「デジタル社会実験」という新しい方法として開発しています。
大切なことは、その「もう一つのまち」の姿を見ながら人々が対話し、互いの考えを学び合いながら未来を創造しようとする「人間を中心としたまちづくりのプロセス」です。
今回の実験では、加茂市を舞台に、参加者の皆様に自分以外の市民や市役所の職員になりきっていただき、施策を検討するゲーム形式のワークショップ(話し合い)を行います。「もう一つの加茂市」の姿を見ながら、参加者同士で対話し、意見を出し合っていただきます。
参加された皆様の体験や議論の内容は、加茂市がこれから先のまちづくりを考える際の大切な参考になるのはもちろん、日本全国で地域の課題解決に役立てられる可能性があります。
皆様からのご応募を心よりお待ちしております。
募集概要
〇開催日時 12月23日(火)午前9時から午後5時(予定)
〇開催場所 加茂市役所3階会議室
〇募集対象 18歳以上の加茂市民(最大20名)
〇募集内容 みなさんに「市民」と「市職員」の両方の立場になりきって、ゲーム型のワークショップ(話し合い)に参加していただきます。
・午前:市民なりきりゲーム
ある市民像になりきって1日の行動を考え、コンピュータ上の動きと比較します。
・午後:市職員なりきりゲーム
市職員になりきって施策を考え、コンピュータ上の情報を用いながら、まちの未来をどうつくるかをチームで話し合います。
※必ず両方にご参加いただきます。どちらか一方のみの参加はできません。
・収集するデータ
ワークで記入するシートや付箋
話し合いの様子の撮影・録音
ワーク後のアンケート
※これらのデータは匿名化し、研究目的以外には使いません。
・その他
ご協力いただける方には、謝礼として10,000円をお支払いします。
ご協力いただいた方には、当日のご昼食をご用意いたします。
お申込みはこちら
〇申し込み方法 以下のリンクから必要事項をご入力いただきお申込みください。
加茂市電子申請システム【JST未来社会創造事業/デジタル社会実験 参加申込フォーム】
〇申し込み締切 12月9日(火)(ただし、応募の状況によって、12月9日(火)よりも早く締め切ることがあります。)
〇注意事項 申し込みフォームに記載のとおり(申し込みを行う前に必ずご確認ください。)
参考情報はこちらからご確認ください
注1)概要|JSTについて|国立研究開発法人 科学技術振興機構
注3)Societal Prototyping Design – 人間中心の社会共創デザインを可能とするデジタル社会実験基盤技術の開発