秋季は、冬眠を目前にしたクマが食べ物を求め1年の中でも最も活発に行動します。
今年は、ブナの実が「凶作」となっており、代替えのエサとなるドングリ類のほかにカキやクリなどを求めて、山奥から
山里、平野部に出没する可能性が高くなると予想され、厳重な注意が必要です。
普段クマを見かけない地域も含めて、以下のことに気を付けてください。
引き寄せない、出遭わない対策
◎カキ、クリなどの果実を適切に収穫し、利用予定のない物は早めに取り除く
適切な時期に収穫しましょう。不用な果樹は早めに実を取り除くか、伐採しましょう。
◎クマが隠れる草藪を刈り払う
藪を刈り払うことで見通しが良くなり、不要な遭遇を防ぎます。家の周りや里山と境界の草藪などを刈り込みましょう。
◎未収穫の野菜や生ごみを適切に処分する
畑の未収穫野菜の回収や家庭での生ゴミの管理徹底をし、クマのエサとなるものを自宅や畑の周りに置かないようにしましょう。
◎朝夕の不要不急の外出や農作業等を控える
農作業はなるべく複数人で行い、朝夕の時間帯は避けましょう。
朝夕の散歩、散策は、複数人で行い、山手、里山、市街地と区別することなく、人間の存在を知らせるため、鈴やラジオなど音が
出るものを身に付けましょう。 クマ鈴は、市役所や各コミュニティセンターなどで販売しております。
◎キノコ狩りはほどほどに
夢中になりすぎず、常に周囲の状況を確認しましょう。
◎遭遇した場合に備え、クマスプレーを携帯する
万が一の場合、一番効果がある対策です。
出遭ってしまった場合
◎子グマを見たらそっと立ち去る
体長40cmくらいまでの子グマには、必ず近くに母グマがいます。母グマは子供を守るため人を攻撃することがあります。
周囲を確認し静かに立ち去りましょう。
◎遭遇した場合はむやみに刺激しない
大声で威嚇したり、爆竹等で刺激すると攻撃されたと勘違いし攻撃してくることがあります。
◎目はそらさず、ゆっくり後ずさり
背中を見せ、走って逃げては逆効果です。ゆっくり行動を観察しながら後ずさりしましょう。
不測の事態に備えて
万が一襲われそうになった場合は、うつぶせになり、頭部や頸部を手で覆い守ると被害を軽減させる確率が上がります。
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