新潟県は、8月7日に「クマ出没警戒警報」を発令し、11月30日までを「クマ出没警戒強化期間」として、県民に命を守る行動を呼び掛け
ていたところですが、
○ 4月から9月までの出没・目撃件数及び人身被害者数が過去最多で、10月に発生した被害を含め、人身被害者数が10名となったこと
○ この秋は、奥山のクマのエサとなるブナの実の成りが「凶作」となったことで、人の生活圏に出没する可能性が高く、9月に4名、
10月に1名の人身被害が立て続けに発生しており、うち3名が人家周辺での発生であったこと
○ 過去の「凶作年」では、人身被害が10月以降に多く発生しており、今年は人身被害の深刻化が懸念されること
などをふまえ、警報レベルを引き上げ「クマ出没特別警報」を発表しました。
冬眠前のクマは、集落周辺のどんぐりや柿などのエサを求めて出没が増えます。きのこ採りや紅葉狩り等の行楽シーズンを迎え、人間が
山野へ入る機会が多くなり、冬眠に備えて、エサを求め活発に山中を動き回るクマと遭遇するリスクが高まっています。
市民の皆さまには、引き続き朝夕の活動を控え 『命を守る行動』 をお願いします。
・山登りや農作業、山菜採りなどで入山する場合、また奥山に限らず、人家の付近の里山での散策なども含め
一人でなく複数人で行動しラジオや鈴など音の出る物を必ず携帯してください。
・クマの活動が活発になる朝夕は特に気を付けて行動してください。
・クマのエサとなる柿、栗などは早めにすべてを収穫しましょう。また不要な果樹についても早めの収穫、
または伐採を検討しましょう。
・出会いがしらの衝突を防ぐために、付近の草藪は適切に刈払いしましょう。
・クマ鈴は、市役所や各コミュニティセンターなどで販売しております。