加茂山公園
加茂山公園は、青海神社周辺に広がる15.35ヘクタールの都市公園です。
その魅力はなんといっても豊かな自然。春には群生するユキツバキの花が一斉に咲き、夏には杉木立の中で子どもたちの歓声が、秋には鮮やかな紅葉。市街地にありがなら、全く別な世界に出会えます。四季を通じ子どもから大人まで十分に楽しめる、そんな公園です。
雪椿園
園芸品種を主に約100種、1300本のユキツバキを植栽。野生のユキツバキ群生地も近くにあり、人々の目を楽しませます。春、ユキツバキと桜の競演が見もの。
彫刻の森
全国から公募された彫刻を展示。石あり、ステンレスあり、ブロンズあり・・・・・その数16点。加茂山の緑の中で個性を主張しており、彫刻を眺めながらの散策は最高。
「雪椿」の歌碑
作詞 星野哲郎
作曲 遠藤実
歌唱 小林幸子
池の端
神池と呼ばれる四つの池に、東屋・八つ橋・せせらぎ・水車・弁天橋・噴水があり、錦鯉を眺め語らうもよし、静かに憩うにも最適。
加茂山リス園
小さな森の人気者シマリスが、友達の来るのを待っています。
- 入場無料
- 開園時間 午前10時~午後4時
- 休園日 毎週月曜日
- 開園期間 4月中旬~11月上旬
シマリスの生態
リス園のシマリスは昼間は元気良くかけまわり、クルミやヒマワリなどの実を「カリカリ」と音をたてて、おいしそうに食べます。歯が丈夫なので、どんなにかたいものでも穴をあけて食べることができます。
メスは妊娠期間が30日でゴールデンウィークの頃に2~3匹出産し、その後60日間、子育てをします。
11月末頃から3月頃まで体をボールのように丸め冬眠をします。冬眠は体のエネルギーを少ししか使わずにすむように、活動中は38度あった体温を8度から10度に下げ、呼吸数も減らします。そして時々目をさましてエサを食べます。
シマリスの生息地
シベリア・カムチャッカ・サハリン・中国・日本では北海道に分布し、平地から山地にかけて生息しています。
キタリスの生息地
ヨーロッパ・シベリア・サハリン・カムチャッカ・中国北東部と東部・朝鮮半島・北海道に分布しています。
加茂山公園イラストマップ
加茂山の彫刻
平成3年に公園内に置かれた16点の彫刻。野外に設置された作品は、四季折々、ふと目にとまったときの時間や天気、そのときの雰囲気により、いろいろな表情で迎えてくれます。春にはユキツバキやサクラの花の中に浮き立ち、新緑の季節には鮮やかな緑の中にたたずむ作品は、加茂山公園そのものの一部となっています。
加茂山彫刻展入選作品
番号 | 作品名 | 製作者 | 出身地 | 材質 | 作者からのコメント |
---|---|---|---|---|---|
1 | GEN | いまみぞ さとし 今溝 訓 |
長野県 | 御影石 | 作品の存在感っていったいなんなんだろうと思うのだが、なかなか抄い取ることができないでいる。 |
2 | 最優秀賞 Silent Language V |
やすだ あきなが 安田 明長 |
東京都 | 御影石 | 石が鏡のように風景を写し、透明感をもったとき、石は風にさえ、かろやかに浮遊する。 |
3 | 宿借り(住宅事情) | にしまき かずひこ 西巻 一彦 |
神奈川県 | 御影石 | ひき潮になるとせわしなく動き回るヤドカリ。滑稽でどこか現代人に似ていませんか? |
4 | 雲 | いちむら ろくろう 市村 緑郎 |
茨城県 | ブロンズ | 恵まれた自然の中ではぐくまれる心の潤いと豊かさを、雲を見ている母子像で表現しました。 |
5 | 木霊の中で | やつき 八ツ木 のぶ |
三重県 | ブロンズ | 力強く生きる翁杉。脈動する面(つら)、まなざしは悠々しく、杉の子に響き渡り昇華態(エナン・ポーズ)する。 |
6 | 大樹間の円舞曲 | くまくら またぞう 熊倉 又造 |
新潟県 | ステンレス | 加茂山の自然環境を呼吸し、四季の光を浴びながら表情を変えて(2、3回)ステップしようと思います。 |
7 | 風のしらべ | まつなが つとむ 松永 勉 |
徳島県 | ステンレス | 緑の豊かな自然と、大空を、やさしい曲面に映し出された空間は新しい風景を作り出す。 |
8 | 優秀賞 風のフォルム |
かわさき りょうこう 河崎 良行 |
徳島県 | ステンレス | 太平洋からの光り輝く強い風を、彫刻のフォルムにして、北陸・加茂市に直送します。 |
9 | 佳作 光をあつめて |
ほんだ たかとも 本田 貴侶 |
熊本県 | ブロンズ | 春の光を待ちわびる人々の心情を、光を集めた球体と横臥像との組み合わせで表現した。 |
10 | 佳作 森の詩 |
ふじまき ひでまさ 藤巻 秀正 |
新潟県 | ブロンズ | 四季の公園に訪れる人々を森の精が合奏をかなで暖かい心の会話が始まる。 |
11 | 優秀賞 浮遊の形 |
みねた としろう 峯田 敏郎 |
山形県 | ブロンズ | 自然と共に響き合いながら、共に生き生きと日ごとに輝きを増す、そんな作品が目標です。 |
12 | 早蕨 | たかさき さとし 高崎 哲 |
石川県 | ブロンズ | 具像彫刻の価値は、きびしい制約の中で作品が、いかに多くを語るかにあると思います。 |
13 | イリュージョン | やまさと かずのり 山里 和典 |
茨城県 | ステンレス | この作品は周囲の風景と一体となって成り立ち、四季の移ろいの中で様々な姿を現す。 |
14 | せせらぎの少女 | こうだ あきら 幸田 顕 |
新潟県 | ブロンズ | ロマンに満ちた鴨川、雪椿、水車、自然といったいの彫刻公園の完成を楽しみにしていました。 |
15 | 転 90-S | やまにし としひこ 山西 俊彦 |
兵庫県 | アルミニューム ウレタン塗装 |
作品は見る者が語りかけても答えず無言で対峙すると語りかけてくる物であると願っている。 |
16 | 佳作 楕円2(電車ごっこ) |
おぎの こういち 荻野 弘一 |
新潟県 | 御影石 | 生命が大地から芽ぶいた時の素朴な感動を味わいながら作品を作り続けて行きたい。 |
加茂川河川敷
加茂山公園とJR加茂駅から徒歩5分。市街地流れる加茂川の河川敷には公園や花壇があり、川の中には鴨や水鳥を見ることができます。また、春の鯉のぼりや夏祭りなどイベントにも使われる市民の憩いの場です。
市街地を流れる加茂川には8つの橋が架かる。
橋にはそれぞれシンボルとなる親柱がついている。
加茂川を泳ぐ鯉のぼりは春の風物詩
(4月上旬~5月上旬。葵橋~西宮橋)
6月下旬~7月上旬に花菖蒲が咲く
(下河原橋~加茂川橋)
毎年8月14日に越後加茂川夏祭りが開催される(約2kmの大ナイアガラ花火が圧巻)
鴨に餌をあげる人の姿も。(加茂川橋付近)