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「認知症とともに生きる笑顔あふれるまち加茂基本条例」が制定されました

加茂市では、認知症の人もそうでない人もともに支えあい、誰もが尊厳を保ちながら安心して健やかに暮らせるまちを目指し、「認知症とともに生きる笑顔あふれるまち加茂基本条例」を制定しました(令和6年10月1日施行)。

条例制定の背景

市の高齢化率は現在39%を超え、65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症と推計されています。今後さらに上昇を続け、2040年には高齢化率が45%と全国平均の35%を大きく上回り、認知症の人の数も65歳以上の高齢者の約4 人に1人と推計されます。もはや認知症は、誰もが関わる可能性のある身近な病気となっています。

 市は、2021年におよそ四半世紀ぶりに総合計画を策定し「笑顔あふれるまち 加茂」の将来像を定め、高齢福祉分野において「住み慣れた地域で、支えあい安心して暮らせるまち」を目指し、取り組みを進めています。

 市では、約20年後には人口減少、超高齢社会が進行し、担い手とされる生産年齢人口が、高齢者人口を下回ることが分かっています。

 総合計画にある「住み慣れた地域で、支えあい安心して暮らせるまち」の実現には、認知症を「自分事」とし「何も分からなくなった人」という偏見を持たず、一人ひとりが認知症と向き合い、予防と備えを行うことが重要です。

 認知症施策を総合的かつ計画的に推進し、認知症の人もそうでない人も誰もが尊厳を保ち、ともに支えあい、「担い手」「受け手」という関係を超えた共生のまちを実現することができるよう、この条例を制定することとなりました。

条例の内容

「笑顔あふれるまち加茂」の実現に寄与することを目的として、認知症の人もそうでない人もともに支えあい、誰もが尊厳を保ちながら安心して健やかに暮らせるまちを目指し、市の責務並びに市民、関係機関及び事業者それぞれの役割を明らかにするとともに、市が実施する認知症施策の基本となる事項について示しています。

条例前文、逐条解説は下記からご覧いただけます。

認知症とともに生きる笑顔あふれるまち加茂基基本条例 (PDF 175KB)

認知症とともに生きる笑顔あふれるまち加茂基本条例 素案 逐条解説 (PDF 644KB)

条例制定までのプロセス

条例を制定するにあたって、認知症の人、家族に加え、金融・小売業、公共交通機関や、学生を含む市民や金融・小売業、公共交通機関など関係機関、事業者を対象に幅広い皆様にヒアリングやアンケートを実施し意見を丁寧に聴きました。

 皆様の意見を大切に、4回の条例制定検討委員会のほかにも、検討委員会のメンバーより構成された作業部会を3回開催し、一語一句こだわり条例案を作成しました。

 条例案に対して、広く市民の皆様の考えを反映させるため、パブリックコメントを募集し、いただいた意見も反映し、条例を制定しました。

認知症とともに生きる笑顔あふれるまち加茂基本条例制定検討委員会 - 新潟県加茂市 (city.kamo.niigata.jp)

 

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