お答えいたします

これがなかなか大がかりなんです

ざっと流れを・・・・
 開票は開票管理者のもとで、様々な作業を経てみなさんの投票を確定させます。
☆前日までの準備
 ○会場の確保・・・・最近は産業センターのホールを使っています。ただし、同時選挙がある際には市民体育館を使います。
 ○会場の設営・・・・知事選のように1票しかない場合や、逆に衆院選のように3票ある場合がありますので、表の流れと作業スペースを考慮して、綿密なレイアウト作りをします。それに合わせて、実際に机を並べ、機材を配置して会場を作ります。

開票機材:
加茂市では、専用電話線3本、パソコン、ファックス・コピー各1台を庶務用に、その他、投票用紙枚数計算機、大型電動ホチキス、自書式投票用紙読取集計機、開票集計システム(結束された票をバーコードで読取り、開票録の作成まで行います。)、○×自動読取機(国民審査専用)といった機材が使われます。
平成13年の参院選から「いちごパック」約2600個を使っていて、大活躍しています。

☆当日(開票開始前)
 ○開票の前に、開票立会人会議を開票所で行い、開票所をご覧いただきながら開票の流れを説明します。
 ○各投票所で投票事務をしていたみなさんがぞくぞくと集合します。県議選や知事選では70人位、国政選挙や市の選挙では100人位の開票スタッフがそろいます。
 ○投票所から届けられた投票箱の施錠を開票立会人が確認します。
☆開票開始
 @予め確認された投票箱を査票台へ持って行き、開票管理者が開票開始宣言を行うと同時に職員が投票箱の錠をはずし、中の票を台に出して十分混ぜます(地域によって偏りがあると中間集計に影響するため)。
 A全職員で候補者や政党別に票を分類します。候補者数や政党数が多い場合は自書式読取分類機に票をまわしますが、選挙区選挙や県議、知事等、候補者の少ない選挙は、手作業分類の方が早く分類されます。(査票) 
 B各候補者別の票を一票ずつ確認して、おかしな票がないか2回確認します。(第1点検〜第2点検)
 C枚数計算機を使って候補者別に200票の束を作り、効力決定票(立会人が確認のハンコを押す用紙でバーコードが付されている)を付けて電動ホチキスで止めます。
 D票をバーコードで読み取ります。(計算係)
 Eその間、点字投票、白票、判断の難しい票(疑問票)、関係ないことが書いてあるような票(無効票)を別に分類して、専門の係がその審査にあたり、直接立会人及び管理者に説明して確認印をもらいます。(審査)
 F開票立会人、開票管理者の順に、その票(束)が適正か確認して確認印を押し、得票台に積み上げます。
☆開票終了
 @全ての票が確認されたら、「開票録」というその選挙の結果を総括する書類を作成し(開票システムで自動的に作成)、管理者、立会人から署名捺印してもらいます。
 A確定した票は、箱に入れて、梱包用紙で梱包し、麻ひもでしばり、その上から封印する用紙を貼り、管理者、立会人から割印をもらいます。
☆その後・・・・
 ○最後に開票所を撤去し、ほぼ全ての機材を市役所に搬入して終了します。

所要時間・・・・
 県議選や知事選などではおおむね1時間半くらいですが、開票の迅速化を図り、平成19年の県議選では1時間を切ることができました(59分)。複数票を扱う選挙では、全てが終了するのにおおむね2〜3時間といったところです。
 そのときの投票率や選挙制度により若干の変動はありますが、長くかかってしまいますと帰るころには明るくなることがおおかったですね。

なぜそんな手間を・・・・
 開票作業は各候補者の当落を決めるものです。開票作業の中に「だいたいいいでしょう」は絶対に通用しません。1票の疑問票の解釈により明暗を分けることも少なくありません。
 ですから、確認に確認を重ねて「1票」をたしかなものにしなければならないのです。特に疑問票の審査には、あらゆる前例や判例を用いて、ベテランスタッフがその判断にあたり、開票立会人に説明して了解を得ています。
 なにせ、開票作業の疑義は異議申し立てや訴訟に発展しかねない、まして選挙無効の理由になりかねない、重要な作業なのです。最近、開票の迅速化が盛んに取り上げられていますが、必ずしも早ければよいというものではなく、正確性の確保がが一番重要とされるのは言うまでもありません。